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    ▼▼     『 Nikko マガジン 』Vol.24
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          〜  紙の方向はどう決める?  〜

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ < 2008/ 2/ 6号 > ━━

  突然ですが、ここにA4の紙があります。
  この紙でチラシやダイレクトメールを作成するとしたら、
  まず、何を考えますか?

  恐らく多くの人は、どんな写真を使おう…とか、
  どんなキャッチコピーを入れよう…とか、
  デザインはどんな感じにしよう?
  というふうに考えるのではないでしょうか?

 では、用紙はどのように使いますか?
  タテに使いますか? それともヨコに使いますか?

 「どっちでもいいんじゃないの?」と思ったあなた。
  今までもそう思っていたとしたら、
  ちょっともったいないことをしているかもしれませんよ。

  実は「ビジネスに合った紙の方向」というものがあるんです!

 

 ◆タテとヨコ…印象の違い

  チラシのタテ VS ヨコでは、どちらが良いか?
  と聞かれることがあります。
 
  簡単に違いをいうとすれば、
  タテは、動的で簡潔なイメージを与える紙面となり、
  ヨコは、広がりがあって安定的な印象の紙面となります。
 
  この印象の違いから、紙のタテとヨコは
  次のように使い分けると、より効果が期待できます。

  『じっくり読んでもらいたい』→紙をタテに使う。
  『サッと一目で全体を見て欲しい』→紙をヨコに使う。
  ということです。

  人間の目−つまり視線の動きということになりますが、
  これは、基本的にヨコに動きやすくなっているそうです。

  一度試して見られると分かりやすいと思いますが、
  確かに目を上下に動かすより、左右に動かす方がラクに感じます。

  このため、タテに情報が並んでいると、
  一行ずつじっくり読むようになりやすく、
 
  逆にヨコに並んでいると、
  一目でパッと全体を見渡すように読むことが多いです。

  印刷物より視認性の点で劣るWebサイトの制作の際にも、
  人間の視線は左から右に動くことを前提にデザインされ、
  少しでも読みやすくなるよう、配慮されています。
 
  このように、デザイナーは、人間の目の動きを頭に入れて、
  レイアウトを考えなくてはならないのです。

 ◆タテ・ヨコの違いを利用したデザイン

  実はこのタテ、ヨコの特徴を一番考えてデザインされているのが、
  「折り込みチラシ」です。

 一度、自宅に届くチラシをじっくり見て下さい。

  例えば、一つの商品やサービスをじっくり紹介しているチラシ…。
  このタイプは、タテ型のチラシが多いと思います。

  逆に、たくさんの商品を掲載しているチラシ…。
  例えば、スーパーのチラシなどが典型的ですが、
  このタイプは、ヨコ型のチラシが多いでしょう。

  何気なくデザインされているようですが、
  一つの商品についてじっくり読ませたい時はタテに…
  多くの商品を一度に見せたい時はヨコに…と
  チラシのデザイナーはタテとヨコをうまく使い分けて、
  より効果が出るデザインをしているというわけです。

  このように、
  チラシはもちろん、ダイレクトメールなどを作る時にも、
  この「タテ・ヨコ」の違いに注意して制作されることを
  おススメします。

 ◆タテ型のデザイン

  タテ型のデザインが適しているのは、
  一つの商品・サービスをじっくり紹介する場合です。

  このタテ型デザインのコツですが、
  『目線が落ち着く場所』を用意することです。

  具体的には、
  「見出し」を大きめにデザインすることで、
  そこに目線を集め、ポイントにすることが大切です。

  例えば、読む人に伝えたいコトが3つある。
  それなら「見出し」も3つ作っておく、ということです。

  一つのことをじっくり説明しようと考えると、
  紙面は比較的、文字が多くなりがちです。

  その際、ずっと同じ大きさの文字を並べてしまうと、
  「何だか文字ばっかりで読みにくいな…」と感じてしまいます。

  最悪の場合は、
  読まずに放っておかれてしまうことになりかねません。

  そのような事態にならないために、
  伝えたいコトをちゃんと整理し、それぞれに「見出し」をつけることで
  読みにくさを解消してあげる

  これが、タテ型のデザインを行うときのコツです。

 ◆ヨコ型のデザイン

  たくさんの商品を一度に見てもらいたい、
  または、品揃えの豊富さを感じて欲しいという時には、
  紙面をヨコに使うようにしましょう。

  紙面をヨコに使う場合のデザインのコツは、
  「写真やイラストを効果的に使う」ということです。

  人の目線がヨコに動く時のスピードは速く、
  裏を返せば、一箇所に落ち着く時間がとても短かい
  ということになります。

  そのため、文字でじっくり説明をするということには
  不向きなのです。

  文字で説明できないなら…
  ここで重要なのが、一目でわかる写真やイラストというわけです。

  ある雑貨店のチラシは、紙面の「四隅」に大きめの写真を一つずつ、
  計4つ配置しているそうです。

  これには、ちゃんと理由があり、
  パッと見て分かる写真を四隅に置き、視線をそこに誘導することで、
  紙面の隅から隅まで目をやってもらうためです。

  また、人の興味を引きやすいと言われている
  「顔」の写真やイラストを効果的に使うこともオススメです。

  目が相当速く動いたとしても、
  「顔」のイメージというのは、しっかりと認識されるそうです。

 そのため、そこに目線が落ち着くことが多いんですね。

  あるチラシでは、ヨコ置きにした紙面に6つ
  「お客様の声」を掲載していました。
  そして、その声のヨコには、すべて「顔のイラスト」が添えてありました。

  このイラストは、
  デザイン性アップのためだけに使われているのではなく、
  イラストの目線を止めるという効果を利用し、
  イラストの側に書かれている「お客様の声」にも
  注目してもらえるという、計算された配置になっているのです。

 ◆タテ型とヨコ型を使い分けよう

  以上のように、何気なく決めているように見える
  タテ型とヨコ型ですが、
  実は、その効果には違いがあるのです。

  タテ型にするか、ヨコ型にするか、
  デザインを始める前の、たったこの2者択一が
  広報物の効果を左右するのですから、
  うまく利用しない手はありません。 

  あなたの会社、またはお店のチラシやDMは、
  紙面をタテに使った方が良いでしょうか?
  それともヨコに使った方が効果的でしょうか?

  じっくり読ませたいか?
  それともサッと全体を見てもらいたいか?

  それによって「紙の置き方」を決めてみてはいかがでしょうか!

 
 
━━<編集後記 / 日光印刷出版社 制作室 稲積>━━━━━━━━━━━━━━━━

  今年の冬は、温暖化が加速しているといいながら、
  寒い日が多いですね。
  最近やっと慣れてきましたが、一気に気温が下がった時は、
  寒がりの私にとっては…地獄でした。

  さて、こんな寒い中、
  わが社、日光印刷では、インフルエンザが猛威をふるって
  おります(こわい〜)。

  幸い、今のところ感染した気配はないのですが、
  5年ほど前にインフルエンザにかかったときには、
  とってもひどい目にあったので、
  今年は絶対に感染したくない…というわけで、
  皆様にも注意していただきたいということで、
  インフルエンザにかからないため、日常生活上でできる
  注意事項をまとめてみました。
  
  
  (1)流行期には人ごみを避ける

   人ごみを避けるといっても、冬場外出せずにずっと家の中に
   いることはできませんので、外出時はなるべくマスクをつける
   ようにしましょう。
   マスクを着用することによって、他人からの感染を防ぎ、
   また他人に感染させることも防ぐ効果があります。

 (2)外出後は、うがい・手洗い・洗顔

   うがい、手洗いは実践されている人も多いかもしれませんが、
   実は、顔などにもインフルエンザウイルスが付着している場合が
   あります。
   万全を期すためにも、洗える部位は洗うよう心がけてください。

 (3)室内の湿度を保つ

   インフルエンザウイルスは乾燥した状態で活発に活動します。
   インフルエンザウイルスの活動を抑えるためにも、加湿器などで
   部屋の湿度を保ちましょう。
   その際、定期的に室内の換気も必ず行なってください。

 (4)体力を保つ
     体力が低下していると、インフルエンザウイルスに感染しやすくなります。
   バランスのとれた食事、十分な睡眠、そしてあまり厚着をしないように
   心がけてください。

  皆さん、これらに気をつけて、インフルエンザウイルスに負けず、
  この冬を乗り切りましょう。

  あまり厚着をしない…うぅ、つらい…。
  この頃は、免疫力を落としてはならぬと、
  やたら、ビタミン剤などを飲んで過ごしています。