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          〜 何が違うの? Webライティング 〜

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ < 2007/ 10/ 3号 > ━━


  わが日光グループは、情報加工を通して皆様にお役立ちしている会社です。
 
  情報加工とは、文字通り、情報をいろいろな形に加工することですから、
  紙媒体への加工もあれば、Webサイトへの加工もあります。
  
  ここで、加工する情報に目を向けたとき、
  取材やライティングなど、一から弊社で作り上げる情報もありますが、
  多くの場合は、お客様からいただいた情報を加工することになります。
 
  しかし、紙媒体に加工する場合と、Webサイトに加工する場合とでは、
  その加工の方法に若干の違い=テクニックがあるのをご存じですか?

  紙媒体でもWebサイトでも同じじゃないの? と思われている皆さん。
  実は、同じ情報であっても、加工するツールの特徴によって、
  表現方法を変えてあげるのが、よりよい情報加工の方法です。

  そこで今回は、Webサイトのコンテンツを作るうえで
  知っておかなければならないライティングのテクニックを、
  いくつかご紹介したいと思います。
 

 ◆知っておきたいWebの特性

 紙媒体とWebサイト。読みやすいのはどちらですか?

 この質問には恐らく皆さん、紙媒体と答えられるのではないでしょうか?
 
  では、紙媒体とWebサイトの違いは、どういったところにあるのでしょうか?
  まずは、Webサイトの特性を考えるところから始めたいと思います。

 【見にくい&読みにくい】
  紙に印刷された文字を読むのに対し、Webサイトの文字を読むことは、
  ディスプレイ自体が発光していることなどから、目に負担がかかります。
  要するにWebサイトは、紙媒体に比べて文字が見にくく、読みにくいといえます。

 【一覧性が低い】
  紙媒体は、A4やA5といった具合に、大きさが決まっています。
  これに比べてWebサイトは、どのようなディスプレイサイズで表示されるのか、
  ユーザーの環境によってバラバラです。
  また、紙媒体は、他ページへの移動が簡単ですが、
  Webページは、画面をスクロールしたり、リンクをクリックするなど、
  移動に手間がかかるということも大きな違いです。
  
  【情報が断片的】
  紙媒体の情報は、体系的で連続性がありますが、
  Webサイトは、リンクをクリックすれば全く違うページに移動できるため、
  情報が断片的で非連続的ということになります。

 【直感的判断による情報収集】
  紙媒体は、1冊の本や雑誌に載せることのできる情報量に限りがあるため、 
  その範囲内で情報の取捨選択が行われます。
  一方、Webサイトは、アクセス可能な情報が無数にあるため、
  直感的な判断によって、情報の取捨選択を行う場合が多くなります。
 
  【双方向性・対話性が高い】
  低コストで、情報受発信の障壁の低さなどの理由から、
  Webはユーザーがリアクションを起こしやすく、
  双方向性・対話性に優れたツールといえます。

  以上のように、Webサイトの特性を大きく5つあげてみましたが、
  ここから、どのようなことがいえるのでしょうか?

 それは、Webツールを見ているユーザーは、たくさんの情報の中から
  一部の情報を選択してみているため、
  非常に「移り気」な状態である、ということです。

 そのため、Webの情報は、
 紙媒体以上に読みやすく、分かりやすい表現が求められており、
 そのための工夫や体制づくりが必要なのです。

 
  ◆Webサイトの文章は短くが基本

  Webの特性でも触れたように、Webは視認性が低い媒体です。
 
  紙に書かれた文字に比べると、Web上の文字の視認性は、
  半分以下、または、4分の1以下ともいわれます。

 特に日本語は、横書きやディスプレイにマッチしにくいようです。

  このような悪条件の中で、正確に情報を伝えるためには、
  まず、文章の量を短くすることが必要です。

  長く書いても読んでもらえる確率は下がりますので、
  短くコンパクトに文章をまとめなければなりません。

  もし、あれもこれも言いたいからと、長い文章をWeb上に掲載されているなら、
  この機会に、ぜひ改善をお考えください。

 ◆拾い読みに強い文章に

  Webは、基本的に情報を探すためのツールですから、
  内容をしっかり読む前に、
  拾い読みによって、大方の内容を把握することがよくあります。

  この拾い読みの読者をひきつける方法として、
  例えば、文字の装飾などがあります。

  弊社のWebサイトも、拾い読みの読者を意識して
  文字の装飾を行っていますので、参考にしてみてください。
  http://www.nikko-hybrid.co.jp/hansoku/hansoku01.htm
 

 ◆箇条書きを多用する。

  Webサイトは、箇条書きに向いています。
  説明するよりも、具体例を挙げた方が分かりやすいと思いますので、
  弊社のサイトを例としてご説明します。

  弊社のサイトの営業・販促ツールの案内には、
  ツールを作るための材料として、以下のような要素をあげています。

  1. 御社の魅力と差別化力
  2. いち押しの商品またはサービス
  3. インパクトと訴求力
  4. スパイスとして営業担当者の情熱をご用意ください

  では、これを箇条書きにしないで、普通の文章にしてみたら
  どうなるでしょうか?

  営業・販促ツールを作るためには、御社の魅力と差別化力を打ち出す
  必要があります。そのために、一押しの商品またはサービスを
  明確にしなければなりません。
  その上で、コンテンツ、ビジュアルにはインパクトと訴求力をもたせ、
  見る人の興味をひきつけることが重要です。
  あとは、営業担当者の方の、このツールの使い方というのもポイントの
  ひとつになりますので、情熱を持った説明をプラスし、効果的に使って
  ください。

  どうですか? 恐らく、読むだけでかなり時間がかかったうえに、
  内容がすっと頭に入ってこないのではないでしょうか?
 
  以上のように、箇条書きは、文章が短く、分かりやすくなり、非常に便利です。
  情報を整理することがWebライティングの基本。
  その一番いい例が、このような箇条書きの使い方といえます。

 
  ◆指示語を減らす

  Webライティングでは、あれ、これ、そのといった指示語を
  できるだけ減らすようにしてください。
  
  指示語が多いと、抽象的な文章になり、
  さっぱり意味が分からなくなってしまいます。
 
  これは、紙媒体についてもいえることですが、
  Webライティングにおいては、さらに意識して指示語を減らす
  必要があります。

 ◆小見出しを活用する
 
  何度もいっていますが、Webページはじっくり読むというより、
  パッと見たときの印象が大切ですので、
  紙媒体のように、起承転結があり、結論を最後にもってくる
  という書き方は、あまり有効ではありません。

  どちらかといえば、言いたいことを一番初めにもってくる。
  これがWebライティングのコツです。
 
  まずは、ページ内のテーマをページタイトルとして最初に打ち出す。
  次に、中見出し(サブタイトル)でテーマを補足する。

  このように、まずは言いたいこと、テーマをはっきり打ち出します。
  そこから、詳しい説明に入っていきます。

  この細かい説明を行う際に、大切になるのが小見出しです。
 
  この説明文にも適度な小見出しをつけることによって、
  読み手の注意をひきつけることができます。

  日光グループWeb制作部門のWeb Wave Kobeのサイト
  (http://www.wwkobe.com/menu01.htm)も、この小見出しを
  効果的に使って、内容をまとめていますので、参考にしてください。

  このように、一定の間隔で小見出しをつけていくと、
  そこそこ長い文章であっても、
  比較的スムーズに読み進めていくことができると感じませんか?

 
  ◆検索エンジンを考慮する

  Webサイトと紙媒体の大きな違いの一つに、
  Webサイトは、検索エンジンによって検索されるということがあります。
 
  いくら素晴らしいサイトを構築したとしても、
  誰にも見てもらえなければ意味がありません。

  そのため、Webのライティングにおいては、
  検索エンジンに検索されやすいように作るということが、
  一つの大きなポイントとなります。

  検索エンジンに拾われるためには、
  ページ内に、検索で使われるキーワードがあるかどうか、
  ということが重要です。
 
  従って、このキーワードを入れてライティングするという技術が、
  紙媒体のライティングと一番大きな違いになってきます。

  しかし、ここで注意してください!
  どんな言葉をキーワードとして選択しますか?

  ここで皆さん、よく見落としがちなのが、
  自分たちの常識=ユーザーの常識と思い込んでしまうことです。

  自分たちが、仕事でよく使っている言葉。
  これは、会社にとってのキーワードであることは間違いないでしょう。
  でも、それはものすごく専門的な用語ではありませんか?
 
  サイト制作のお仕事の際、よく勉強されているお客様になると、
  こんなキーワードで検索してもらえるようにしたいんだけど?
  と言われることがあります。
 
  そのまま使えるものもありますが、実は、私たちが見たとき、
  これは使えないですよ! という言葉、あるいは、
  意味が分からない言葉なども多く含まれていたりします。
 
  それが大切な言葉だということはよく分かるのですが、
  知らないものは、検索できるはずがありませんよね(笑)。
 
  ポイントは、制作側の意図するキーワードが、
  一般のユーザーが検索で使うキーワードになっているかどうか、
  ということです。

 そう考えた場合、専門用語、一般的ではない言い回しのキーワードは
  できるだけ避けなければならないことが、お分かりいただけると思います。

  Webライティングは、このような点も頭に入れて行う必要があるのです。

 
  ◆良い文章は、媒体によって違う

  何をもってよい文章、よいライティングとするか…。
 
  これは、その文章を使う媒体によって異なってくるということを
  まず、理解しておいてください。
 
  紙媒体で素晴らしいとされる文章があったとしても、
  それをWebサイトでそのまま使うと、読みにくく、
  効果のでない文章となってしまう可能性もあるということです。

  逆に、Webサイトでかなりの効果をあげた文章でも、
  紙媒体で表現すると、淡白でつまらない表現と言われるかもしれません。
 
  同じ情報であっても、それを見せるツールによって、表現は変わってきます。
  案外、その使い分けを理解している人が少ないというのが、
  いろいろなお客様に接していて感じることです。
 
  このような目線をもって、会社の紙媒体、またはWebサイトを
  見直してみてください。

  ひとつの情報に対する表現の使い分け、しっかりできていますか?

 

━━<編集後記 / 日光印刷出版社 制作室 稲積>━━━━━━━━━━━━━━━━

 ここ数日で、すっかり秋らしくなってきましたね。
  街を歩く人の服装も、今週から一気に秋らしくなった
  ような気がします。

 さて、秋といえば…
  1.食欲の秋 2.芸術の秋 3.スポーツの秋 4.読書の秋
  など、いろいろありますが、皆さんはどれに興味がありますか?
  
  食欲…そろそろ脂ののった秋刀魚なんかが食べたいですね。
  …と、やはり、食欲に走りそうな私ですが、
  仕事面でのスキルアップも兼ね、この秋は読書の秋を
  楽しんでみようかなと思っています。

 とりあえず、まず読んでみようと思うのは、今話題の
  坂東眞理子さんが書かれた『女性の品格―装いから生き方まで』

 内容を項目だけ拾い出してみると…
 
  ◆礼状が書ける ◆約束をきちんと守る ◆型どおりの挨拶ができる
  ◆姿勢を正しく保つ ◆贅肉をつけない ◆人に擦り寄らない
  ◆よいことは隠れてする ◆得意料理をもつ ◆恋をすぐに打ち明けない
  ◆愛されるより愛する
 
  など、何げない日常の立居振舞いに、女性の生き方と品位はおのずと
  表われるものなのだそうです。
 
  この条件を見る限り、私の女性の品格…やばいです(笑)。
 
  でも確かに、こういう振る舞いができる女性って、大人というか
  カッコイイな、という気がします。
  流されない、自分のポリシーのようなものを持っている
  とでもいうのでしょうか?
 
  昔に比べると、確かに社会などでは男性と女性の差って
  なくなってきているように思います。
  現に、わが職場(特に制作室)においては、男女の差ってほとんど
  ありません。いろんな意味で(笑)。
 
  でも、やっぱり男性は男性だし、女性は女性。
  役割分担って必要だと、私は思うのです。

 ここに書かれていることがすべてだとは思いませんが、
  せっかくの読書の秋!
  坂東さんの考え方を知ることによって、少しでも女性としての品格アップを
  目指したいなと思っています。

 (注)冬になって品格がアップしていなくても、指摘しないでください(笑)。