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       〜 キャッチコピー作成のヒント(1)問いかけ型コピー 〜

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ < 2006/12/6号 > ━━


  電車に乗ると、よく見かける車内広告。
  中吊り広告などを何気なく見ていると、
  非常に興味をそそられるコピーに出会うことがありませんか?

  印刷物、あるいはホームページを制作するとき、
  タイトル、見出しといったコピーは非常に大切です。
 
  DMやチラシにいたっては、
  コピー次第で、そのあとの内容を読んでもらえるのか、
  はたまた、ゴミ箱へ直行となるかが決まったりします。

  また、見た目3秒が勝負と言われるホームページにおいても、
  ユーザーをひきつけるため、写真などのビジュアルとともに
  タイトルや見出しのコピーが非常に重要だと言われます。

  そこで、人の印象に残るキャッチコピーの作り方について、
  このメルマガの中で、いくつか方法をご紹介しようと思います。
  今回はその中のひとつ、問いかけ型キャッチコピー編です!

 
  ◆問いかけ型キャッチコピーとは?
 
  例えば、ずいぶん昔にCMで使われていたこのコピー。
  覚えておられますか?

 「リンゴをかじると、歯茎から血が出ませんか?」

  これが、まさに問いかけ型キャッチコピーの典型ですね。
 
  これを聞いて実際にリンゴをかじってみた人…。
  はい、きっと大多数ではないでしょうか(笑)。

  要するに、「えっ、それって自分のこと?」
  と、問いかけられたことに対して反応してしまう。
  問いかけ型コピーとは、このようなコピーのことです。

 
  ◆なぜ問いかけ型キャッチコピーが有効か?
 
  問いかけ型キャッチコピーが有効なのは、
  読み手が、あたかも自分のこと? と思うような
  ドキッっとした心理をつくこと、または、それと逆に
  読み手の常識の逆をつくことで、
  思わず振り向き、反応してしまうからです。

 「リンゴをかじると、歯茎から血が出ませんか?」
 
  このコピーは、思わず日常の自分と重ね合わせ、ドキッと
  させられるため、反応してしまうのでしょう。

  この逆のパターンとしては、洗顔フォームの広告で使われていた
  次のようなコピーがあります。
 
  「今朝、顔を洗ったあと、あせって化粧水をつけませんでしたか?」
 
  ほとんどの女性の皆さんは、顔を洗ったあと、少しでも早く
  化粧水をつけた方がいいと思っていますよね。
  私は、もう完璧にそう思っていますよ(笑)。

  そのような女性の常識を否定するかのようなコピーが
  「なぜ?どうして?」という気持ちを引き出し、
  思わず注目してしまう、というわけです。

  どうやら、人間は聞かれたことには答えてしまう、という
  本能があるようですね。
  この本能をうまくつき、つられて読ませるテクニックを使う。
  これが、問いかけ型キャッチコピーです。
 

 ◆どのように作るのか?
 
  この人間心理をつき、ドキっとさせる問いかけ型コピーを
  最も簡単に作る方法は、
  疑問系または呼びかけの形にすることです。
  では、それぞれの例を挙げて説明します。

 【疑問系の例】
 
  「〜していませんか?」
 
  「〜ではありませんでしたか?」
 
  「〜な経験はありませんか?」

 
  【呼びかけ型の例】

 「〜をお考えの皆様」

 「〜が気になる方へ」

 
  このような形のコピーを作り、〜の部分に自社の商品と関係があり、
  しかも、誰もが思い当たるようなこと、または、
  読み手の常識の逆をついた言葉を持ってくることができれば、
  問いかけ型キャッチコピー完成! となります。
 
  さらに高度な問いかけ型キャッチコピーを使用しているのが、
  香酢で有名な「やずや」さんの「雪待ちにんにく卵黄」の広告です。

 
  「寝覚めの体調に、自信ありますか。
   信じられないことに、朝起きたとき、もう疲れている」

 
  このコピーは「寝覚めの体調に、自信ありますか」という問いかけを
  小見出し的に使い、
  「信じられないことに、朝起きたとき、もう疲れている」という
  インパクト抜群のキャッチコピーを、どんと大きく打ち出しています。
 
  このように、小見出しとセットで使うことで、形は疑問形ではないけれど、
  実は問いかけ型のキャッチコピーになっているという例です。

 それにしても、このコピー、私はかなりドキッとしました。
  さぁ、皆さんはどうでしょうか?

 ◆映画の世界にみる問いかけ型コピー
 
  実はこの問いかけ型キャッチコピー、
  映画の宣伝などでも使われていますので、いくつかご紹介しておきます。

 ●「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね?
      -----人間の証明(1977年・東映)
 
  ●「入ってみる?」
      -----マルコビッチの穴(1999年・アメリカ)

 ●「アタマ使ってる?」
      -----スナッチ(2001年・アメリカ)

 ●「あなたはこの結末に納得できますか…」
      -----ライフ・オブ・デヴィッド・ゲイル(2003年・アメリカ)

 ●「誰があなたを輝かせるの。あなたは誰を輝かせるの。」
      -----シャイン(1995年・オーストラリア)

 ●「今のあなたは、“あの頃なりたかった大人”ですか?」
      -----キッド(2000年・アメリカ)

 ●「最近、いつ燃えた?」
      -----エリン・ブロコビッチ(2000年・アメリカ)

 ●「その時に抱きとめてくれるひとがいますか」
      -----HANA-BI(1998年・日本ヘラルド映画)

 ●「愛に賞味期限はあると思いますか?」
      -----ストーリー・オブ・ラブ(1999年・アメリカ)

 
  このように、インパクトが勝負の映画においても利用されている方法が、
  問いかけ型キャッチコピーです。

  とにかくポイントは…
  お客様の抱える疑問や問題点を浮き彫りにし、
  それを「エッ?」と思わせる文章にすることです。

  もし、今作っている印刷物、あるいはホームページが
  何かインパクトにかけるんだよな〜、なんて思っておられる方、
  ぜひこの問いかけ型キャッチコピー作りにチャレンジしてみては
  いかがでしょうか?

 グッとインパクトがあり、反応もある印刷物、ホームページに
  大変身する可能性もありますよ。
 

 
━━<編集後記 / 日光印刷出版社 制作室 稲積>━━━━━━━━━━━━━━━━

  いやぁ、とうとう西武ライオンズの松坂大輔投手、メジャーリーグへ挑戦
  ということになりそうですね。
  関西人としては、阪神タイガースの井川投手のヤンキースというのも
  見逃せないニュースですよね。

  日本のプロ野球界を代表する両エースですから、きっと大リーグでも
  活躍してくれると思いますし、とっても楽しみですね★

  野球の本場・アメリカのメジャーリーグで、こんなにたくさんの日本人選手が
  活躍することは、とても喜ばしいことですが、
  逆に、日本のプロ野球からは、どんどん人材が出て行ってしまい、
  昔のような華やかさは、残念ながら薄れてしまったような気がします。

  私が幼いころは、夏の夜には必ず父親がナイターを見ていて、
  一緒に見ていた私も、自然に選手の名前、野球のルールなんかを覚えていた
  ものです。
  しかし近頃は、野球も見ることも本当に少なくなってしましました。

  今は、昔のように大リーグは夢のまた夢…といったことはなくなり、
  日本人選手は、大リーグでも十分に活躍できる力をつけ、
  アメリカにも、日本人選手を受け入れる土壌が出来上がっています。
  野球少年の夢は、さらに大きく広がったのは確かでしょう。
 
  でも逆に、日本に行ってこんなことがしたい!
  夢は日本への進出だ! なんて、他の国の人が思ってくれるぐらい
  日本という国も、魅力的になっていきたいものだと、
  最近、希望を胸に海外へと飛び立とうとするプロ野球選手を見て、
  感じてしまいました。